不具合点検
<点検方法>
現地調査は配線路探査器を用い、太陽光パネルを1枚1枚導通不良がないかをチェックします。
現地調査は3時間程度必要です。
<点検で見つかった不具合の例>
◇事例1(福井市)
今年に入って発電量が下がっているため、現地調査を実施。
今年の2月から10月までの発電量は、予想発電量2,376kWhに対して965kWhと40%しか発電していない。
第1回路10枚の引き込み線のコネクターが外れていた。
今年の雪に引っ張られて断線したと思われる。
太陽光発電設備容量 |
3.14kW |
設置の向き |
南西(210度) |
設置年月 |
平成17年5月 |
◇事例2(福井市)
昨年1年間の発電量は、予想発電量2,788kWhに対して2,007kWhと72%しか発電していない。
配線路探査器による調査から、2つの不具合が発見された。
1つ目は施工ミスにより、パネル1枚が接続されていなかった。
2つ目は、昇圧接続箱を使って電圧を調整すべきところ、使われていなかった。
太陽光発電設備容量 |
3.24kW |
設置の向き |
東9枚、西9枚 |
設置年月 |
平成21年12月 |
◇事例3(福井市)
発電実績は、H19年までは発電予想比106%前後であったが、H20年以降徐々に発電量の低下が見られる。
パネルの目視で5枚に褐色変が見られ、導通不良検査で2枚に導通不良が確認できた。
パネルに部分的な不良箇所があり、それが徐々に進行していることが考えられる。メーカーの点検を受けることをすすめた。
太陽光発電設備容量 |
3.51kW |
設置の向き |
南東(150度) |
設置年月 |
平成14年8月 |